スプレッドシート | 基本 ④条件付き関数

Googleスプレッドシートを活用した日常のデータ処理や、業務効率化のための基本的な知識を紹介しています。

この記事では「条件付き関数」について解説します。

条件付き関数

条件付き関数を利用することで、データセットから必要な情報だけを抽出したり、条件に合致する値を自動で処理したりすることができます。

IF関数

IF関数は、指定した条件が真(TRUE)か偽(FALSE)かを判定し、それに応じた値や計算結果を返します。

基本構文

=IF(条件, 真の場合の値, 偽の場合の値)
セルA1の値が50以上なら「合格」、それ以外なら「不合格」と表示する場合
=IF(A1>=50, "合格", "不合格")

COUNTIF関数

COUNTIF関数は、指定した条件に一致するセルの個数を数えるために使われます。

基本構文

=COUNTIF(範囲, 条件)
範囲B1:B10の中で、「合格」と記載されているセルの数を数える場合
=COUNTIF(B1:B10, "合格")

SUMIF関数

SUMIF関数は、指定した条件に一致するセルの値のみを合計するために利用されます。

基本構文

=SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)
商品リストにおいて、カテゴリが「食品」の商品の売上を合計する場合
=SUMIF(A1:A20, u0022食品u0022, B1:B20)

A1:A20がカテゴリのリスト、B1:B20が売上金額のリストになります。

条件付き関数の応用例と活用ポイント

複数条件の判定

単一条件だけでなく、ANDやORと組み合わせることで、複雑な条件分岐が可能です。

例:AND関数とIF関数を組み合わせ、2つの条件を同時に満たす場合の処理を行う

データ分析への活用

学生の成績、売上データ、在庫管理など、様々なシーンで「条件付き関数」を用いることで、効率的なデータ抽出や自動化が実現できます。

エラーチェック

条件に合致するデータがない場合の処理(例えば、ゼロ除算の回避や空白セルの扱い)をIF関数で予め対策しておくと、シート全体のエラーを防ぐことができます。

条件付き関数のまとめ

IF、COUNTIF、SUMIFなど基本的な条件付き関数は、日常的なデータ処理の現場でとても役立ちます。

条件付き関数をマスターすることで、データのフィルタリング、集計、分析が自動化され、業務効率が大幅に向上します。

まずは基本的な使い方をしっかりと理解して、実践で活用していきましょう。

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